自宅とカフェ

洋風でありながら重厚感のある自宅とログハウス風のカフェ。

敷地の形に合わせて自宅とカフェを45度振り、個別の建物のように見せることが出来て、それぞれの個性を活かしました。

カフェの丸窓は、ハイジの小窓と呼んでいて、カフェのロフトから月明りを見ることができます。

実は、アルミサッシですが、円形木枠を貼り付けています。見せ方の工夫ですね。

 

PROFILE     カフェと一緒の家

テーマ 家とカフェが一体となっていながら、別々に独立して見えるような外観。山小屋のようなカフェ。
コンセプト 敷地形状を活かし、住宅部とカフェ部で45度の角度を付けることで、独立して見えるように配置。
特徴 カフェは屋根いっぱいまでの空間をとれるように平屋で、住宅は屋根勾配をいかして大きな台形明かり窓を設けてシンボリックなハサードに。
トピックス カフェ部の丸窓は、ハイジの月見窓で中にはベッドもおけます。
平屋のカフェですが、天井が無いゆったりとした階髙で、カフェの中は狭く感じません。大きな一枚板を山中にある木材製作所まで、お施主様と行き、カウンターを決めてきました。厚みもあり重厚感があります。実は、耳付きの木板では無かったのですが、製材所の方で耳(木肌部分)を作る加工をしてもらっています。職人の技ですね。
カフェロフトに続く渡り廊下。スノコ状にして、カフェからの天井を兼用しています。ここだけ天井で圧迫感がないよう、色は白基準に。ハイジの小窓が見えます。
カフェの内装です。ログハウス風の外観とは少々違い、内装はナチュラルな感じで仕上がっています。
窓のコーナー部には、×印の筋交いがあります。構造的に必要ですが、大きな解放感のある窓と×印の筋交いはアクセントになるように見せることができました。
自宅2階寝室の斜め天井です。ベッドから見える立上りの緑色の壁を間接照明で照らし、寝室で目に優しい照明計画と勾配としました。
自宅2階リビングキッチンです。対面式のカウンターキッチンとして、オープンな雰囲気です。キッチンの腰の部分はホーローで花柄のデザイン。お施主様の趣向が出ています。
きれいなステンドグラスの窓ですね。(写真はビードをはめ込む前で、養生テープが残っていますが(!(^^)!)
階段室には、オーダーで作ったステンドグラスの窓を配しました。少々値がはりましたが、住み続けてずっと見続ける事が出来る階段に印象的なステンドグラスを設けることで、いつ建てた時の記憶とステンドグラスの色の楽しみを毎日生活の中に取り入れることができるので、頑張って作ってもらいました。外部窓用なので、アルミサッシにはめ込む形で、結露を考慮し複層ガラスになっています。耐用年数はばっちりです。
欧風のイメージをもつ自宅デザイン。でも、お施主様の年齢を考えて欲しいと言われ、カジュアルな南欧風ではなく、しっとりと落ち着いた感じの外観です。カフェ併設の住宅で、カフェのほうはログハウス風に。当初、玄関まわりにはブリックタイル貼は想定していませんでしたが、仕上ていく段階でお施主様からイメージが出来てきて、ブリックタイルを貼りました。入りポーチとしたことで。ブリックも自然な感じで貼れ、天井見付け面をアールにしたことでやわらかい雰囲気も出すことが出来ました。
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