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家づくりには、アドラー心理学が役に立つ(2)
そもそもなぜ心理学を引っ張り出そうとしいるのか。アドラーの心理学を学んで理解できました。 アドラーは「人間の悩みはすべて対人関係の悩みである」と言っています。 人間である以上、自分と自分以外の人と接しないと生活できないようになっています。極論言えば、終始「人との関わりを持たなければ悩みは無いと言えます」ですが、それでは人は生きていけません。 私は、心理学の先生でも、マスターでも無いですが、今まで心理学を聞きかじってきて、「心理学は個人の心の中の問題を解決する学問」だと思ってきました。 自己啓発の類は、数多世に出ていますが、ほんとに自分には何が必要なのか、合っているのかよくわかりません。「心理学」も自分自身の為に活用するには、あまりに学問的、抽象的過ぎて使い物にならなかったのです。 カウンセラーは、心理学を活用して、人の問題、課題に向き合い、その人自身の自立や対処を促しています。ですから、心理学は、そのスキルやテクニックを使って他人の問題を解決するための手法と理解しました。 その中で、今取り上げられつつある「ポジティブ心理学」は自分自身で自分の心の中の状態を、未来に向かってよくしていく為の方法論、考え方と認識していますが、とにかく自己啓発の部類は、続かないのです。 強い動機や目的、目標が無いと、自己啓発を実践していくには、根気が必要になります。 心理学はそのようなものかと理解していたところ、アドラー心理学に出会いました。 今までの、自身の経験値にあてはめてみて、とてもしっくりくる考え方でした。 「考え方」ですので、私は、「家づくり」において、それも、「家族の幸せな家づくり」において、このアドラーの心理学は活用できるのではないかと考えました。 先に書いたように、「人間の悩みはすべて対人関係の悩みである」であるので、家族であるがゆえに、この対人関係の悩みを家族にあてはめ、家をどのようにつくるか、考えるかを考え方を参照しながら、進めていくことで、出来上がるものが納得がいき、活用できると思いました。 これから、「家づくりには、アドラー心理学が役に立つ」をシリーズとして述べて行きたいと思います。