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「未来住居プロジェクト」が街を変える。

街の中で自由に住まいを変えられる。未来住居ってこんなのあったら?
今、日本全国で空き家が増加中。 この流れは、益々加速していくのでしょうね。 いま自分が建築住宅業界にいることもあって、とても感じることなのですが、 分譲マンションにしても、賃貸マンションにしても新しい方がいいに決まってます。 だから、購入したり賃貸する人がいる限り、供給は無くならないと思います。 これは、日本の経済や社会状況を考えると当たり前なんですが、住宅の世界では、 今、ここで全ての住宅供給が無くなっても、生きていけない市民や住民はいないと思います。ところが、生計を立てている企業などが生きていけなくなります。 見てて思うのは、建築業界は大昔から変わらない、人手のいる業界です。この人たちが 食べていけなくなりますよね。作るのを止めたら。 とつくづく思います。 でっかい企業になれば、なるほど大人数の人を食わせていけないといけないのだから、 規模を縮小しない限り、生産は無くならないのでしょうね。 「消滅都市」とか話題になりましたが、今の規模であれば、立ち行かなくなる市町村は 多いでしょう。 企業にしても、自治体にしても、右肩上がりでしか経験してこなかったから、縮小経済での 生きて行く道は、分からない訳です。日本全国これから、もっと大きな問題になっていくでしょうね。とても感じます。 前置きが長くなりましたが、これからの縮小社会での街の有り方で、「未来住居プロジェクト」と名する、街をそっくり住まいにする。そんな考え方を考えたいと思います。 どんなことかと言うと、転勤などがなければ、住めば都で、やっぱり自分が住んでる街で住み続ける、住みたい人は多いと思います。 自治体も他の地域に引っ越されるより、自分の街にずっと住んでほしいと思うわけです。 今の賃貸や、空き家には、様々な形態の家があります。ワンルームや、一戸建て、ファミリーマンションなど。これから、増えていくであろうシェア型の住まいも含めて、多様なハコは街に色々とあるわけです。 家族のライフスタイルには、夫婦住まいや、シングル層、子育て世代や、在宅介護の家族、などなど。こういったスタイルに応じた住まいを地域で、敷金など無くして、引っ越し代も行政が補助するなどして、ライフスタイルに応じた住まいを提供していくと同時に、必要な情報やサービスも提供するんです。 住まいも、長らく個人の自由で、企業の好き放題、家を建ててきましたが、これから未来の住居の有り方は、街単位で、住まう。そんな発想が求められると思います。 街の住宅も自治体と企業がタッグを組んで、統括管理、サービスを行っていくことで、今まで住民サービスの中でも、入り込めなかった「住宅」を統括していくことで、街単位でコミュニティもまた、復活していくのではないでしょうか。 所有権は財産なので、なかなかフレキシブルには行きにくいと思いますが、シェア、フリーなどの昨今の流れから、賃貸ジャンルでは、突破口が見えそうな気がします。 こんな未来が出来たらと思います。もう少し、「未来住居プロジェクト」を妄想してみたくなりました。 また、お付き合いください。ありがとうございます(^.^)