色彩で目立つ外観

障害者の自立支援施設なので、全体的には明るい色を使い、色彩で目立つ外観にこだわりました。

塗り壁とガルバニウム鋼板のシルバーの金属のモダンな感じが融合された元気な感じが受け取られる建物としました。

 

PROFILE  ひまわりのような元気な施設
テーマ 障害者自立支援施設として作業所に来所する利用者が元気の出るような施設つくり。
コンセプト 暖かい、明るい色彩を用いて、外観、内装色を考慮。色を用いたシンボル的要素を随所に配置。            屋根の形を工夫しかっこいい外観に見える様デザイン。
特徴 金属板と塗り壁を配し、温かみの中にもスタイリッシュな一面も見せるファサード構成。                    玄関を入ってゆとりある天井空間を演出。
トピックス 冷たい感じになる福祉用トイレに、デザイナーとの協働でひまわり写真を転写したタイルを壁面に貼り付け、ダイナミックなひまわりを作りました。
薄桃色と赤とシルバーの外観です。屋根も片流れの方向が違い、建物の個性つくりに役立っています。一度見たら忘れない外観になりました。赤のらせん階段もアクセントに際立っています。
外部鉄骨階段をらせん階段にしてアクセントカラーの赤にして、シンボリックデザインとしました。
玄関は幅を広くとって、ゆったりとした雰囲気です。完全バリアフリー設計ですので、段差はありません。床のフローリングと玄関石貼をミックスさせました。玄関框は入口も左にあるので、曲面としてタモ材を曲線に切って配置。柔らかさの雰囲気が出る玄関になりました。
放課後デイスペースには、とても高い1階の階高を活かして、ボルダリング壁を設けて子ども達が元気に遊ぶスペースを設けました。壁のオレンジも元気さをアピールし部屋のデザインになっています。
玄関は天井が高く正面に見える無機質なエレベーターや階段が見た目に圧迫感がないよう考えました。天井が高いので、天井には円形にくりぬき青色で空と月をイメージして照明をもうけました。シンボリックな玄関、天井になりました。
2階の食堂は、多目的ルームとしても使えるように、可動間仕切りも設けて、2室1室に出来る様にしました。テーブル、いすはお施主様の見立てでナチュラルな学校の教室をイメージできました。
1階の踊場から2階ローカを見上げたところです。天井が高く、とてもゆとり感が出ています。
食堂と多目的ルームです。厨房もあり学校の教室の雰囲気ですね。
2階のローカコーナーは、2色の塗り壁とし、利用者さんたちと一緒にコテ持って塗り壁をして仕上げました。好きに塗ってベタベタになっても良いように最後に修正を少しして、グラデーションの塗り壁を完成させました。2階のローカにはアートの壁が利用者さんたちを見守ります。
事務室は、ナチュラルな雰囲気の中に、イケアで調達した事務机、椅子が並びます。収納コーナーを設けましたが、イケア家具がぴったり納まっています。なかなかかっこいい事務スペースとなりました。
手洗いスペースです。お施主様と遊び心で色とりどりのモザイクタイルを貼って元気に目立つ手洗いを作りました。手洗いのシンクは、理科教室などである洗面器です。周りを工夫することで、立派な手洗いスペースになりました。
厨房は出来るだけ使いやすく、両側配置で一人か二人の少人数の職員が調理しやすく厨房レイアウトを施しています。
1階の福祉トイレです。2m四方のスペースがあるので、普通は広くて冷たい感じがする多目的トイレですので、壁の一面に、建物名称の「ひまわり」をデザインタイルとして制作し、それをデザインしてもらって、壁に貼り付けました。 ひまわりのタイル面が大きく印象的になりまた、明るいイメージもできた楽しむトイレが出来ました。

 

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